フィールド担当教員【専門領域】
板倉 美奈子(国際環境法)
概要
森林には生物多様性の保全、二酸化炭素の吸収など地球環境の保全、土壌の保全・土砂災害の防止、水源の涵養、快適な環境やレクリエーションの場の提供、景観の維持・地域の風土保全の場等々さまざまな公益的機能を有しています。日本はもともと国土の7割近くが森林という森林大国ですが、戦後大都市中心型の経済発展が追求されるなかで、中山間地は過疎化・高齢化、林業は衰退し、森林はすっかり荒廃してしまいました。
ワーク5では、静岡県内各地で、地域の共有資源としての森林を保全し、持続可能な利用によって、森林の価値を高め、森林の多面的な公益的機能を守り育て、地域を元気にする活動をしている自治体、森林組合、林業者、NPOなどステークホルダーのみなさんにご協力いただき、学生がさまざまな人びとと<共創>しながら、森林をめぐるさまざまな課題を解決し、サステナブルで活力ある地域を作っていくことをめざしています。
メッセージ
実際に森林に行って自然の奥深さを体感すること、そして森林を守り活かすことに情熱を傾けている学内外のさまざまな人たちと関わり、何かを学びとることを大切にしたいと考えています。自分が地球上の豊かな自然や地域にどのように向き合ってきたのか、これからどのように向き合いたいのか、ともに考えてみませんか。