フィールド担当教員【専門領域】
川崎 和也(文化人類学)
概要
このワークでは、複雑化する現代社会の諸課題に「モノ」からアプローチすることで、複眼的な視点から社会をとらえ、持続可能な未来社会を構想し、その担い手となる素養を身につけることを目指しています。
今年度は「ごみ」をテーマにして授業に取り組んでいます。私たちは、さまざまな「ごみ」を輩出して生活をするなど、私たちにとって「ごみ」はとても身近な存在です。また「ポイ捨てごみ」「ごみの不法投棄」「災害ごみ」「マイクロプラスチック」「フードロス」など、「ごみ」をめぐってさまざまな社会的問題が浮き彫りになっています。
このワークでは、一緒に学ぶ仲間たちと協力しながら、ポイ捨てごみの調査をしたり、行政や企業、NPOなどの視察・調査を通じて、「ごみ」というテーマに体験的に参与します。こうした体験を通して、自分たち自身の暮らしを見つめ直したり、社会のあり方、人間と自然の関係、地域と世界の関係などについての理解を深めます。
メッセージ
身近な「モノ」に着目することの面白さは、地球規模の課題から地域社会の課題までを幅広く、複眼的にとらえることができるだけでなく、こうした社会的諸課題を常に「自分事」として考えることができることにあると思います。一緒に学ぶ仲間たちとともに、現場(フィールド)に出かけて、知的探求の冒険を楽しみましょう!!