フィールド担当教員【専門領域】
吉川 真理(法学、刑事法学)
山本 崇記(地域社会学、マイノリティ研究)
概要
現在、超高齢化・少子化社会の中で、あらゆる世代の人たちにとって「居場所」がキーワードになっています。特に、高齢者や子どもたちにとって、身近な地域生活の中で安心して自分らしく生きることができる「居場所」があることは重要です。ワーク2では、静岡市清水区小島地区でユニークな取り組みを行っている龍津寺との連携のもと、「土曜子ども寺子屋」等の活動に関わっています。地域創造学環のフィールドワーク授業の一環として、2020年からスタートした活動を、グローバル共創科学部で継承・発展させている点に特徴があります。
子どもたちとの関わりを通じて、小学校や地区社会福祉協議会、文化財保護活動や生涯学習施設などとも連携し、中山間地域特有の複合化する地域課題―防犯・防災、多世代交流、交通、社会的孤立、子育て、地域力の低下―に粘り強くアプローチし、その「解決」に向けた方途を模索しています。
メッセージ
自然豊かで歴史のある小島地区は、子どもたちの地元愛が非常に強い点に特徴があります。龍津寺の取り組みは、単なる一寺院に留まらない「社会的寺院」としての性格を持ち、多くの学生や市民が引き寄せられています。そんな魅力あふれる小島地区の中で、複雑化する地域課題にどのように向き合うのか。学生だからこそできる視点にこだわっています。