フィールド担当教員【専門領域】
堂囿 俊彦(医療倫理学、生命倫理学)
概要
現在日本では、医療や福祉を、かつてのように病院や施設ではなく、みなで協力しながら地域全体で行う「地域包括ケアシステム」という考え方が導入されています。しかし、病院や施設といった組織の枠組みをもたない「地域」において、所属する組織やバックグラウンドが異なる人たちの連携のもと、医療・ケアを必要とする人が適切に配慮されることは容易ではありません。このワークでは、そうした中で、私たちの社会において取り残されがちな人を取り巻く状況を、資料やインタビューを通じて主体的に学んでいます。最終的には、取り残されてしまう状況を生み出している要因を明らかにした上で、今の自分たちに何ができるのかを自ら明らかにし、学内外の人たちと協力しながらアクションを起こすことが目的です。
メッセージ
調べて行動することはもちろんですが、「自分がなぜそのようなことをしているのか」を反省的に捉える視点も大切にワークを進めています。