コラボラティブ・ワークスとは?
グローバル共創科学部では多様な人々と協働した取り組みのもと、人文・社会科学から自然科学に至る広範な知をつなぐことで未来社会を構想・デザインできる「共創型人材」の育成を目指しています。「コラボラティブ・ワークス」は、学生が社会的課題の生成する現場において、多様な専門性やステークホルダーとの共創を通じて、社会的課題に取り組む上で必要とされる①参与、②発見、③探求、④解決のプロセスを学び、持続可能な未来づくりの担い手(共創型人材)となるための力を養うことを目的としています。
現実の社会的課題に対して、専門的知識をもつ者と学生と社会のステークホルダーが解決に向けてトランスディシプナリーに協働する経験(「コラボラティブ・ワーク」の経験)を積むことにより、①専門知、経験知、生活知などさまざまな知が融合し、学生、社会のステークホルダー、研究者それぞれがクリエイティブな発想でともに課題に取り組むことができるようになること、②専門知とフィールドの往復を通じて得た知見および課題解決方法や、新たな社会の構想を、社会的課題やステークホルダー、フィールドに成果として還元すること、③学生が持続可能な未来社会づくりの担い手となってゆくことを目ざしています。
実施方法
本授業は「グローバル系科目」の選択科目であり、2~3年次の学生のうち希望者が履修します。半期ごとに「コラボラティブ・ワークスI~IV」(各1単位)が開講され、履修生は段階的に共創的課題解決プロセスを学びます。
「コラボラティブ・ワークス」には、テーマの異なる複数の「ワーク」があります。いずれのワークにおいても学生、教員、社会のステークホルダーが協働して取り組んでいます。テーマはスポーツ、アート、共生/ダイバーシティ、福祉/医療、農業/農村、生物多様性/サスティナビリティー/テクノロジー、環境教育など多岐にわたります。また実施に当たり、企業との共同研究、まちづくり、フィールドワーク、ラボワークなど各テーマに適した方法を採っています。
コラボラティブ・ワークスの特徴
1.体験的、段階的に社会的課題への取り組み方を学ぶ
2.学問領域間の共創、学外や学部外との共創を意識して取り組む
3.クリエイティブな発想で共創による教育研究を試行し、成果をステークホルダーに還元する