移民が生きる街の訪問と「ともに生きる」活動体験(7月12日)

移民が生きる街と「ともに生きる」活動(ワーク18)

静岡市駿河区用宗漁港の近くにある静岡マスジド・イスラム文化センターにおいて、第2回「移民とともに生きる体験のフィールド・ワーク」(CWⅠ&Ⅲ)を行いました。
16-18時に静岡マスジドの敷地内で、そうめん流し、かき氷、イーヨー釣り、スイカの種飛ばし、勉強相談の学生主体の催し物のほかに、インドネシアのお弁当やスイーツの出店、ケバブ販売のキッチンカーもあり、夏のひとときを家族づれでいらした多様な出身国の人々と交流会を行いました。昨年から始まったこのワークとしては、初めての本格的交流会であり、移民と「ともに生きる」まちを作っていくために何をすべきかようやく見えてきた活動となりました。
この夏まつりの実施のために5月に挨拶に行き、活動のリーダーを中心に静岡マスジド・イスラム文化センターの方と企画を何回も練り直し、何をやるか決まった後は、そうめん流しの竹を切るところから進めていきました。そうめんの汁も、アルコールの摂取ができない人のために手作りしました。反省点も多くありますが、「支援する」「支援される」関係ではなく、一緒に何かに取り組み、イベントともに作り、楽しかったと語り合うことから始められたのではないでしょうか。

学生の視点から
【良かった点】
★当日は、スケジュールや担当の仕事のマニュアルが紙にまとめられており分かりやすかった。さらに準備中において、各自担当の準備が終わった人たちが、まだ終わっていないブースを助け合えたので、効率よく準備ができたとともに、イベントが始まる前からいい雰囲気を作ることができた。また事務所を休憩所のように使わせていただけたことで、涼しい室内で休憩でき、暑さに負けることなく体力を回復できた。

★担当にとらわれすぎず柔軟に対応できていた点。前項でも述べたように、全員が人員が足りていない部分の補助を自然に行うことができていたと思う。私的にはこの点によって、より多くの子供達と触れ合うことができ、自身も楽しむことができたと感じている。また、子供達が集団となって各パートに来ていたため、一時的には忙しくても適度に休憩を取ることができた点も良かった。

★イベントが始まり、流しそうめんを担当している時には、子供たちの身長に合わせて竹の高さを変化させ、臨機応変に対応できた。さらに流しそうめんに参加する子供や親に声かけをこまめにしたことで、場を盛り上げ、楽しんでもらうことができた。

★後半の進路相談ブースでは、ただお話をしたい子供たちも参加しやすい雰囲気作りを心掛けることができ、幅広い年齢の子供達が利用してくれた。漢字がわからない子でも楽しめるイラストクイズは参加してくれた多くの子たちが楽しんでいた様子であった。

★「スイカの種飛ばし」はゲーム性や競技性がある区画であったと考える。スイカの種がどうしたらより飛ぶか教えあったり、競い合ったり、一つのゲームに参加者全員が夢中になることができた。初めて会った人同士でも、同じことで盛り上がることができたのが印象的であり、参加者同士の会話・交流のハードルが下がったように感じた。多文化共生を実現するための手段としてゲーム・競技性のあるものが有効であるという可能性を実際に体験・発見することができた。またルールも簡単で分かりやすく、世代を超え、大人から子供まで楽しんで行うことができた。そのため、今後、イベントなどを行う際も、分かりやすく、全員が参加できるゲーム性のあるものを設けたいと考える。また夏祭りのテーマに合ったスイカという季節感のある日本の夏の定番の食材を用いている点がよかった。

★全体を通して、自分たちも参加している子たちと同じくらい楽しむことが大切だと感じた。自らが楽しむことで自分も相手も楽しくイベントと関わることができる。担当になっていないブースでも、学生同士で交代しながらイベントを回すことができ、イベントを運営する側も参加する側も経験し、楽しむことができた。

★子供たちと同じ目線で楽しんだから子供たちも楽しんでくれたと思う。自分たちが一番楽しむことをこれからも意識していきたい。また、来てくれた方々の力を借りることで距離が縮まり、今後のつながりができたと思う。これからも協働していきたい。

★参加した子どもを通じて、彼らの雰囲気やコミュニティのあり方を垣間見ることが出来た点もよかったと考える。自分の担当では深い話をすることはできなかったものの、日本語能力や礼拝後の姿を近くで実感できたし、同じ人間であることが今まで以上に実感できた。

★多くの人が来てくださって、来年もぜひやりましょうと言っていただけた。

【反省点】
☆人数が足りていないブースがあったり、リーダーに任せきりな部分が多々あったので、そこは改善すべきだったと思う。もっと話しかけやすい雰囲気を出しつつ、交流する時間を祭りの後に作っても面白かったのではないかと考えた。

☆休憩時間をもっときっちり決めてよかったと思う。時間配分をしっかり決めることで負担も減ると思う。

☆こども達とは交流することができたが、保護者などの大人世代とコミュニケーションを取る機会があまり取れなかったと感じた。また流しそうめんのブースに参加者が集中していたため、もう少し人の流れができていたら学生と参加者間の交流が増えたのではないかと思った。今後の活動では、幅広い世代の方と話すことができる企画を考えたい。

☆予想以上にたくさんの人に来ていただいたので、かき氷を作るのが間に合わず、待ってくれている子供達の列整理や声掛けが十分に行き届いてなかった。

☆進路相談が人気だったため、今後は事前フォームを作り、質問に対し適切な答えをあらかじめ考えて準備しておいてもよいのではないかと感じた。

そうめん流し用竹の準備(伐採から加工まで)

上写真)ヨーヨー釣りの準備で、ヨーヨー作り

右写真)人気のかき氷

そうめん流し
勉強支援コーナー

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