今年度受託した、中部連携中枢都市圏地域課題解決事業「『まるけあ(地域包括支援センター)』認知度の向上」(静岡市)の成果取りまとめに向け、本学部の学生がさまざまな活動を展開しています。今回は、これまでの活動を紹介します。
地域包括支援センターでの聞き取り調査(10月)
地域包括支援センターの認知度向上のためには、まずは実際にセンタースタッフの方が、認知度向上のためにどのような取り組みをしているのか、どのような課題があると考えているのか知る必要があります。そこで、静岡市保健福祉長寿局地域包括ケア・誰もが活躍推進本部地域支え合い推進係にご協力いただき、市内二箇所のセンターを訪問し、お話を聞かせていただきました。
マーケティングに関する特別講義/一般市民の方を対象にした聞き取り調査(11月)
認知度を上げる上では、届けたい人に効果的に届ける手法を学ぶ必要があります。そのため本プロジェクトでは、クリエイティブ・ディレクターの小林大樹さんをお招きし、マーケティング戦略の基礎を学びました。さらに、発信した情報を受け取る人たちが、医療や福祉に関連してどのようなニーズを持っているのかを知る必要もあることから、公益社団法人静岡市シルバー人材センターの協力を得て、60代から80代の方6名に、健康や福祉に関する情報をどのように入手しているのか、困りごとはどこに相談しているのか等について伺いました。
地元企業との連携によるパンフレットデザインの検討(12月)
今回のプロジェクトの柱の一つは、認知度向上に寄与するパンフレット案の制作です。そのためには、これまでの調査結果を踏まえたアイデアを具体的なデザインに落とし込む必要があります。12月には、「いいかげんノート」をはじめとする「いいかげんシリーズ」で有名な、静岡市のナガハシ印刷にご協力いただき、デザイン案作成のワークショップを開催しました。
具体的なパンフレットの案を含む最終的なプロジェクトの成果は、2月に開催される静岡市主催の「介護と暮らしの講演会~抱え込まない介護~」(https://www.city.shizuoka.lg.jp/995_000001_00106.html)、さらには同月に開催される地域包括支援センター連絡会において発表されます。このページでも発信しますので、ぜひご覧ください。