ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所のエグゼクティブ・ディレクター、ギャヴィン・H・ホワイトロー 博士を講師としてお迎えし、講演会「コンビニ文化:コンビニを通して日本を学ぶ」を開催しました

グローバル共創科学部と未来創成本部は、令和8年1月13日ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所のエグゼクティブ・ディレクター、ギャヴィン・H・ホワイトロー 博士(Gavin H. Whitelaw, Ph.D.)を講師としてお迎えし、講演会を開催しました。本講演会の企画者でもあるピーターズ・マイケル(Michael Peters)助教が司会を務め、学生や教職員、地域住民の参加がありました。

ウォーミングアップとして、まず聴衆者全員を対象に、隣の人に日本のコンビニについて思い浮かぶキーワードを尋ねてもらいました。そして、それらのキーワードを黒板に書き出した後、アメリカと日本のコンビニの歴史や違いについて説明がありました。アメリカのコンビニは、実際には「不便」ですが、日本のコンビニは「便利」であり、[無個性な親しみやすさ – impersonal familiarity]を特徴とする心地よい共同体感覚「konbinity」を生み出しています。その後、ホワイトロー博士は、30年前、日本に滞在してコンビニに関する研究を行っていた時に働いていたコンビニのユニフォームを実際に着用しました。ホワイトロー博士が日本で最初の数年間、山形県に住んでいた頃の話や、日本式のコンビニエンスストアに興味を持ち、文化人類学者になった経緯についてお話しいただきました。そして、聴衆者全員に「konbini language」、つまり店員が接客する際に話すキーフレーズの簡単なトレーニングセッションを体験してもらいました。120人以上がキーフレーズを復唱する声で、会場は活気に満ち溢れました。

その後、私たちは、日本国内市場におけるコンビニエンスストアの飽和状態と高齢化・人口減少が進む中で、コンビニエンスストア(フランチャイズ店オーナー)を維持・運営することの難しさについて学びました。コンビニエンスストアは、社会インフラの重要な一翼を担っており、特に3.11以降、自然災害時には地域社会の救援拠点としての役割も担っています。その後、日本のコンビニエンスストアを通して、コンビニ文化の絶え間ない変化と日本の未来について考察しました。最後に、学生や他の参加者から非常に深く興味深い質問が多数投げかけられ、ホワイトロー博士は、それらに丁寧に答えていました。聴衆の皆さんは、次にコンビニに入るときには、コンビニに対する見方が変わることでしょう。

120名以上の参加者が熱心に講演に耳を傾けていた
参加者全員でコンビニについて思い浮かべるキーワードについて話し合いました
ホワイトロー博士は、コンビニエンスストアで働き、博士論文を執筆していた頃の楽しい思い出を回想しています
コンビニ従業員が接客の際に使用する「konbini language」について説明するホワイトロー博士
参加者の皆さんは、しばし「konbini language」の体験を楽しんでいます

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