Michael K. Peters

ピーターズ マイケル

国際地域共生学コース

文化人類学

静岡大学教員DB

研究紹介

日本在住および本国に帰還したケニアの長距離選手

日本は1980 年代初頭以来、ケニアの男女アスリートを受け入れてきましたが、その数は年々増えています。彼(女)らが日本に来る理由は、先進国日本の企業や教育機関で活躍し、経済的利益や社会的地位を手に入れることです。というのも、経済的利益や社会的地位は、ケニアにいる家族、友人、その他多くの人の状況をよりよいものにし、「よき友人」であり「信頼できる人」であってほしいという周囲の期待に応えるもっともよい方法だからです。
こうした期待に応えるためには、日本滞在中に蓄えた富と、選手として得た名声を、ケニアの人々にも受け入れられる形で示さなければなりません。そのため日本を拠点とするケニア人ランナーは、日本での生活はもちろん、キャリア終了後に戻ることになるケニアでの生活についても、慎重に考慮しています。というのも、もし富や名声を得られず失敗すれば、帰国後に、「失敗したのは自分の責任」と評価され、苦しい状況に追い込まれるからです。さらに、女性アスリートには特有の難しさがあります。というのも、ケニア社会特有の文化的慣習により、差別に直面することも少なくないからです。
ケニア人ランナーが、こうした複雑な要素をどのように考慮し、より良い生活を手に入れるべく努力しているのかを、文化人類学的観点から明らかにすることを目指しています。

西ケニアのカプタガットにおけるトレーニングキャンプで、リオ五輪と東京五輪の金メダリストであるエリウド・キプチョゲ選手を取材しました。

中央・東アフリカ初の公立小児病院で、靴を配布するボランティア活動(Shoe4Africa Children’s Hospital)に参加しました。

授業紹介

Oral Communication I

この授業は、主に、リスニングとスピーキングのスキルを磨くことを目的としています。 ペアワークやグループワークが大きな比重を占めています。しっかり取り組むことにより、達成感や自信を得ることができますし、新しい友達もできます。また、私の YouTube チャンネル [English With 2Gs] のビデオも補足教材として使用します。このチャンネルには、さまざまな国籍の学生とのコラボレーションを通じて作られた動画がアップされており、学生が自信を持って英語を話せるようになるのに役立ちます。また、アメリカ出身の英語のネイティブスピーカーが用いる一般的なジェスチャーやボディーランゲージを学ぶこともできます。チャンネルをこまめにチェックし、英語力向上に役立てください。ビデオの概要欄に、各レッスンで紹介する単語とフレーズが記載されています。半期使うだけで大きく成長すること間違いなしです!

マラソン大国ケニアの聖地「イテン」 (標高2400m)でフィールドワークを行いました。

群馬県で開催される新春恒例のニューイヤー駅伝で2区を走るケニア人選手

受験生へのメッセージ

野球選手は三割打てばスーパースターとされます。つまり七割失敗しても、成功者なのです。英語を学ぶのも同じこと。失敗を怖れず、自信を持って!

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