今回は初めてのフィールドワーク!このワークでは、まちづくりと地域福祉を融合させる、つまり、福祉的な視点を大事にしながら、如何に持続可能な地域運営を考えるか、というテーマで実践していきます。
まず、これから居場所づくりの拠点として実践活動を行う予定の沼津市を訪問し、社会福祉協議会や大平地区の住民(地域福祉委員)などから大平地区の現状等についてお話を伺いました。人口は3500人程度、単独世帯が多く、商業施設はなく、コンビニが一軒あるだけで、生活は決して便利とは言えない場所です。大平地区は歴史が古く、石仏が多く残っており、地域には歴史研究をする郷土史研究会もあるそうです。実際に、拠点となる古民家も視察しました。
それから、函南町の「またあしたcafé」を訪問しました。この場所は、もと総菜屋だった店舗を改装し、まちの居場所として社会福祉協議会が運営しています。当日は、筆文字教室が開催されており、10名ほどが参加していました。イベント参加者はほぼ女性でしたが、コーヒーを飲みにふらっと立ち寄った男性の方もおり、地域の人が気軽に立ち寄れる場所であることを感じました。学生たちはそれぞれ参加者の方たちに、函南町のこと、理想的な居場所について、交通手段や男性の視点からの居場所のあり方等についていろいろ話を伺いました。今後のワークにとって有用な情報収集ができたと思います。