お茶の手揉み体験(11月30日)

中山間地域が存続するには? ~農業と生活環境~(ワーク3)

 今日はお茶の手揉み体験会を実施しました。手揉みに使った茶葉は、学生が手揉みを体験できるように農家さんが荒茶の製造過程の途中で取り出し、冷凍保存しておいてくださったものです。つまり学生は、普段、栽培に関わっている茶畑から収穫されたお茶を使って、手揉みをし、お茶に仕上げるという体験をしました。
 当日は、静岡県内唯一の手揉茶永世名人であり、「永世茶聖」の称号をお持ちである住田惠朗先生と、茶手揉師範の浅井辰夫先生にお越しいただき、お茶の淹れ方やお茶の手揉みの工程についてご指導いただきました。
 今回の茶手揉み体験会に合わせて、ワーク3の学生が中心となってこの体験会に4名の留学生を招くという企画を練りました。農家さんたちが大代地区で今後も茶生産を継続していくためには茶の販売価格の向上が不可欠ですが、現在、お茶の海外需要が伸びていることから、静大の留学生を大代地区に招いてお茶や地区を体験してもらい、どのような魅力を感じたのかを聞かせてもらおうと考えたのです。
手揉みの時間は約2時間半で、その間、手揉み体験を通して手揉みの先生方や日本人学生、留学生の会話が弾み、交流が深まりました。その後、日本人学生たちは留学生とともに大代地区を散策しながら、大代地区の観光地としての見どころを説明しました。そして最後に留学生にアンケート調査に回答してもらいました。その調査結果は、これからの活動に生かす予定です。
なお、開催10日前の11月20日には大学内で日本人学生と留学生の顔合わせを兼ねて、事前勉強会・交流会を実施しました。

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