田植え体験から考える米作りと棚田問題 〜稲刈り〜(9月20日-21日)

自然科学分野の研究・仕事の魅力を学ぶ(ワーク9)

コラボラティブワークス I ワーク9のグループの有志は,2025年9月20日(土),21日(日)の2日間,「つなぐ棚田遺産」に認定されている伊豆市湯ケ島町茅野(かやの)地区の田んぼに赴き,稲刈りを体験しました。
初日のフィールドへ向かう道中,狩野川に立ち寄り河川敷の植生遷移と河川環境整備,及び外来種問題などについて,理学部の徳岡教授から説明を受けました。午後には田んぼに赴き,稲刈りと稲架(はさ)掛け(収穫後の稲の束の天日干しによる乾燥)の作業についての説明を受けました。あいにく雨が時折降る状況でしたので,初日は稲の束を引っ掛けるための柱である「稲架」の準備までを行いました。竹を林から切り出して,鉈(なた)で枝葉をおとし,稲架を組みました。
翌日は晴天に恵まれ,朝から稲刈りを行いました。鎌を用いた手作業による稲刈りに加え,バインダーを用いた稲刈りも体験しました。その後,収穫した稲の束を稲架に掛ける作業を行いました。
暑い中,学生の皆さんのハードワークのおかげで,予定していた作業を終えることができました。乾燥後には脱穀・精米等の作業があるのですが,今年度のコラボラティブワークスでの活動は終わりとなります。これまでの一連の作業を通じて,米づくりの大変さや棚田・里地里山の問題,令和の米騒動問題等について考えるきっかけになってくれたらと思います。
このイベントは,理学部の徳岡徹先生が現地の「はちくぼ会」の皆様の協力を得て企画・運営されているものです。理学部の学生とグローバル共創科学部の学生の良い交流の場ともなりました。

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