これまで準備を進めてきたイベントがついに開催されました!
この古民家は担当教員が個人的に数年前に購入したものですが、少しずつ改修を重ね、今回お披露目する運びとなりました。それに合わせて、学生達にはこのコラボラティブワークスのテーマに示す通り、普通の居場所活動ではなく、地域福祉とまちづくりを融合させた居場所のあり方を模索する第一歩として、チラシにあるような活動を実施しました。




チラシは大平小学校に150部配布したものの、事前申し込みは6名程度と少なく、学生は少し不安な気持ちでおりましたが、なんと!当日は60名以上の人たちが集まりました!


人気のプログラムは、「ペンキでお花を咲かせよう!」と「お菓子釣り」でしょうか。とにかく子供たちが楽しそうにはしゃぐ姿が印象的でした。その他にも、将棋を打ったり、けん玉やカードゲームで遊んだりお絵描きをする子供たちでにぎわいました。

お花っぽくないですがそれもまたよし。

途中でお菓子が足りなくなり急いで買い足しました。
また、地域の地区地域福祉委員のメンバーや、郷土史研究会のメンバー、沼津市のスクールソーシャルワーカーなど、様々な役割をもつ人や活動をされている方たちも集まりました。大人たちからはヒアリングも行い、「この居場所にどのようなことを求めているか?」、「どんなイベントや企画があるといいか?」、「大平のいいところ」などについてお話を伺いました。


10時から12時までのイベントはあっという間に終わりの時間を迎え、最後に皆で集合写真を撮り、解散しました。そのあとは、ペンキ塗りの仕上げということで、膽畑さんが居場所の名前を書き込みました。

一人黙々と作業する膽畑さん。ペンキ絵の色と雰囲気にあわせ、カラフルなローマ字で表現しました。
最後の振り返りでは、一人一人感想や意見、気づいた点などを話しました。だれもがこんなに人が集まるとは思っておらず、対応が不十分な点もあったが、とにかくうれしかった、という感想が多く聞かれました。また、2年生からは、大平のことを知るいいきっかけになったこと、比較的濃い人間関係が残っている地域だということが分かったこと、そんな大平に親しみを感じたことなどが共有されました。3年生からは、様々な要望があるなかでバランスよく如何に対応(企画)していくか、今回で一応この場所を知ってもらえたが、居場所として認知してもらうにはこれからの活動が重要、といった意見が挙がりました。CWの授業としてはなかなか頻繁には活動ができないため、別の形で学生が大平に来られるような体制を整えたいと思っています。最低でも月一で活動を企画していく予定です。

遅い昼食後の振り返りの時間。