コラボラティブワークス I ワーク9のグループの有志は,5月17日-18日に苗を植えた田んぼの手入れのために,伊豆市湯ケ島町茅野の棚田に赴きました。稲は苗を植えれば勝手に育つわけではありません。稲刈りまでの間に,水の管理や雑草の除去など,実に多くの作業が必要です。それら作業のうちのほんの一部ではありますが,今回は「除草作業」を体験してきました。
今回の田んぼは無農薬にて稲を育てているため,稗(ヒエ)などの雑草が水田の中に生えてきます。それらを,手作業,手押し式水田中耕除草機,およびエンジン式歩行型水田中耕除草機にて除草作業を行いました。水を張った田んぼの中を,除草機を操作しながら稲の苗を傷めないように歩いて作業をするのに,学生の皆さん苦労をしていました。作業の大変さだけではなく,道具のありがたさも感じてくれたことと思います。また,田んぼのあぜに生えた雑草を「はちくぼ会」の方々が事前に刈ってくださっていたので,それらを廃棄場所に集める作業を皆で行いました。熊手,一輪車,クローラ運搬車など,初めて使う道具もあったでしょうが,皆さん上手く使いこなしていました。田んぼでの除草作業の他に,薪割りも体験しました。
また,伊豆に行く道中,沼津の海岸沿いにある千本松原に立ち寄り,松枯れ病や松林の手入れ,及び手入れをしない場合の植生遷移について,理学部の徳岡徹先生から説明を受けました。
このイベントは,理学部の徳岡徹先生が現地の「はちくぼ会」の皆様の協力を得て企画・運営されています。理学部の学生とグローバル共創科学部の学生の良い交流の場ともなりました。

