今年度最初のコラボラティブワークス(CW)の活動として、龍津寺の土曜こども寺子屋に参加し、小島地区の子どもたちと交流を行った。2年生のほとんどは子ども寺子屋に参加するのが初めてであったが、2名の先輩たちと一緒に積極的に子供たちの輪に入っていた。今回は子供たち20名に対し、先生が21名という賑わいであった。先生の中には、今年から小学校の教員となった常葉大学の卒業生も参加していた。



勉強の後は、お茶とお菓子をいただき、主に室内で子供たちと交流を図った。また、雨が止んだ11時過ぎからは、再建されたばかりの陣屋跡書院に行き、係員の方から書院の由来等について詳細な説明を受けた。陣屋跡書院から戻った後は、勝野住職から小島地区が抱える課題についてお話しを伺った。龍津寺では昨年4件の墓じまいがあり、小島地区では人口減少が一層進んでいる現状にあるとのことであった。特に男性の独居老人の問題が深刻であり、子供が安全に遊べる場所が少ないこと、小学校に遊具がないことや、0歳児を預ける場所がないなどの問題もあることが、同席した子供たちの保護者から報告された。勝野住職のお話しによると、小島地区の抱える課題は日本の抱える課題を反映しているとのことであった。
今月19日には、CWミーティングを開き、小島地区が抱える問題をもう一度整理し、CWの活動として何ができるか学生たちと相談をする予定である。
次回は、6月28日の寺子屋に参加し、同日開催される観音市にも参加させていただく予定である。

