山本 好比古

Yamamoto Yoshihiko

国際地域共生学コース

社会言語学、応用言語学

静岡大学教員DB

研究紹介

社会言語学(談話分析)+応用言語学(英語教授法)

私の専門分野は「談話分析を用いた男女の会話の研究」(社会言語学)なのですが、オーストラリアから帰国後、大学で英語を教えるようになってからは英語教育関連の研究で、特に英語学習者の動機やカリキュラムに関して研究しています。

「社会言語学」(談話分析)

社会言語学と言ってもかなり幅が広いのですが、皆さんは男女の会話で何かイメージを持っていたりしませんか?例えばですが、女性の会話は協調的だけど、男性の会話は攻撃的・・・とか。私の博士課程では、こうした男女の会話におけるジェンダーステレオタイプに疑問を持ち、オーストラリア人の日常会話における協調的な会話の特徴を談話分析という研究手法を用いて研究していました。

「応用言語学」(英語教授法)

基本英語教授法全般を研究しています。例えば、私が担当する英語の授業で、清水港に外国客船が入港した際に市役所の協力を得て、学生と一緒に清水港に行き、市役所のインフォメーションなどのブースで、学生が英語で外国人観光客(全員が英語を母語とする人達ではありません)のサポートをするフィールドワークがあったのですが、その時に学生が抱える英語に関する問題は何があるのか?そうした問題を解決するにはどうしたら良いのか?などを調査しました。

社会言語学(全般)と応用言語学(英語教授法)に興味ある人、一緒に研究しませんか?

授業紹介

授業名:「海外研修プログラムⅠ・Ⅱ」

本学部では海外研修を推奨しています。「海外研修プログラムⅠ」では、語学力の向上だけでなく、異文化理解や国際感覚を身につける事を目標とし、「海外研修プログラムⅡ」では、現地の大学に留学(半年程度)したり、専門性の高い研修に参加します。本学部の学生は研修前後で事前準備や成果発表の場を設けており、事前研修(静大キャンパス)・現地研修(海外)・事後研修(静大キャンパス)の流れで研修が修了します。留学相談も担当していますので、まだ留学を迷っている人も、すでに留学を決めている人も、気軽に研究室に相談に来てください。


ホストシスター(妹)の家族

ホストシスター(姉・妹)

受験生へのメッセージ

大学生のうちに積極的に海外に出ましょう

私は日本の大学では教育を受けていません。学士課程はニュージーランドの大学で、修士・博士課程はオーストラリアの大学で教育を受けました。語学留学も経験していますが、大学・大学院での留学はとにかく勉強が大変でしたが、この時の経験は私の人生のとってかけがいのない大切な物として残っています。皆さんも若いうちにぜひ海外に出て色々な経験を積むと良いと思います。

人とのつながりを大切にしましょう

海外に出ると色々な人々と出会うと思います。帰国後にそのつながりを持つことは容易ではありませんが、せっかく出会ったつながりを大切にしましょう。私もオーストラリアのホストファミリーとは、かれこれ25年以上つながりがあり、ホストの子供たちも私と同じ年代なので、「日本の息子が一人増えた」という感じで、血の繋がりはないですが、本当の家族の一人となりました。またニュージーランドで知り合いになった友人の数名ともいまだに繋がりがあり、私とってはとても大切な仲間も作れました。皆さんも海外で世界中に友達を作ってください。

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