研究紹介
スポーツ選手移住: 文化探求
世界中の人々が移住する理由はさまざまです。貧困や低所得、高い失業率、迫害や人権侵害、国内紛争や戦争、気候変動、男女不平等、適切な医療や教育を受けられない事などが理由で移住する人もいます。他にも、語学力の向上、リスキリング(新しいスキル習得)、キャリアアップ、収入の増加等、自分や家族のより良い生活を求めて海外に行く人もいます。年齢、性別、健康、社会階級、言語、宗教、社会規範、人種、民族等、すべて相互に関連しています。特定のスポーツ・アスリート(男女)が国から国へと移動する軌跡に注目する事により、特定の国出身の特定の個人アスリートにとって移住が何を意味しているのかだけでなく、より良い生活への希望を抱く母国の他の多くの人々にとって、それが何を意味するかを知ることができます。スポーツ選手の移住研究は、出身国から一時的に、時には永久に離れることを目指す人々にとって、海外進出の機会が何を意味するかを理解するためのレンズです。アスリート個人の移住経験を知る事により、アスリートが移動する国だけでなく、彼、彼女の本国、つまり二つの国の文化について理解を深めることもできます。さらに、移住した人々が各々の旅にどんな夢を持ってきたのか、また移住した事が彼等にどのような意味付けをしているかを考察する事によって、私たち一人ひとりが自身を振り返り、反省もし、自分にとって意味のある人生とは?またより良い未来とは何か?を考えることができます。
アムステルダム大学博士課程における私の研究論文では、日本にいるケニアの長距離ランナーに焦点を当て、当大学での研究は、日本のBリーグで活躍している米国やアフリカ出身で日本に帰化したプロバスケットボール選手に焦点を当てています。

西ケニアのカプタガットにおけるトレーニングキャンプで、リオ五輪と東京五輪の金メダリストであるエリウド・キプチョゲ選手を取材しました。

日本代表、NBA、Bリーグの複数チームでのプレー経験を持つジョシュ・ハレルソン選手と楽しい時間を過ごしました。

日本のBリーグの試合は魅力的な体験であり、グローバルとローカルが真に交わる場所です。

群馬県で開催される新春恒例のニューイヤー駅伝で2区を走るケニア人選手
授業紹介
Global Studies
この授業は、英語と日本語の2言語を使い、特定のテーマについて、学生の理解度とコミュニケーション能力に合わせて行います。毎週新しいディスカッションのテーマで、日本と世界の類似点と相違点を探ります。15 週間の授業で扱われるトピックには、コンビニ文化、チップ習慣、通訳と翻訳における人工知能 (AI)、禁書、タトゥー、デジタル音楽と世界の音楽市場、ヒップホップ、スポーツ移民、国籍、タクシー業界、中東における女性の運転、国民の祝日の文化的意味、落書きについて、等があります。授業では、これらのトピックに関する視野を広げ、様々な国の人々の視点から理解すること、学生自身の人生経験の中でのこうした課題の意味などを考えます。各トピックに関する議論が各学生の母国でどのように認識されているのか共に考え、クラスメイトや静岡大学で学んでいる留学生との友情を築くこと、そしてこれらのグローバルなトピックについて英語と日本語でコミュニケーションをとる自信を養うことなど、いくつかの目標があります。私自身も多くの新しいことを学んでいく学生のような気分です。共に学ぶ楽しい会になりますように!
受験生へのメッセージ
野球選手は三割打てばスーパースターとされます。つまり七割失敗しても、成功者なのです。失敗を怖れず、自信を持って!
