研究紹介
スポーツに親しむことはメンタルの充足を図るだけでなく、競技力や体力の向上、生活習慣病予防等の身体への効果も期待できます。研究室では、主に子どもの体力や中高齢者の健康運動の地域づくりに関わりつつ、それらの実施が及ぼす心身への影響について、運動生理学的側面からのアプローチをおこなっています。実践に関連して、対象の体力や目的に応じた種目とそのアレンジについて検討を重ね、特に中高年の健康づくりに寄与する種目や、体力レベルに捉われないユニバーサルスポーツの検討をしています。
また、地域での活動として、スポーツ少年団(日本スポーツ協会)の研修の講師をしつつ、指導者育成に関わる部会委員として、明日のスポーツ指導に携わる人材の育成に関わる活動をしています。
授業紹介
身体機能のメカニズムと計測
健康や運動に関わる身体機能について理解を深めます。また、年齢や性別、それぞれのステージや目的に応じた身体活動に重要な体力要素のうち、行動体力の指標に着目し、その概念や具体的測定方法を演習を通して身につけます。授業では、測定の実践に加えて、得られた結果を用いて基本的な評価法を理解し、各領域で活用するための実践力を蓄積します。
受験生へのメッセージ
本学部では、多様で多角的な学びができます。地域や世界で躍動するための力を身につけたい方は、ぜひ一緒に貴重な学生生活を過ごしましょう。私からはスポーツの価値を共に検証しながら、地域に還元する力を身につけたいと考えています。