研究紹介
1.地方都市中心市街を活性化するためのエリアマネジメント
今日、人口減少時代の市街地形成の概念としてコンパクトシティへの転換が求められています。中心市街地における低未利用地の再編・マネジメント手法、都市機能を誘導する地区のあり方、地域遺産を活用した都市再生手法など、計画技術に関することを研究しています。
2.減災教育や地域振興に災害遺構などを活かすためのジオパーク活動
巨大災害で疲弊した地域経済を回復するには、内発的な経済復興と併せて人的復興が必要です。復興まちづくりで減災教育や地域振興に災害遺構を活かすために地域住民が災害遺構の価値を見出すプロセスや公学民連携のあり方について明らかにすることを研究しています。
授業紹介
都市計画論
都市計画制度は、19世紀末から20世紀初頭に先進諸国において基本的な仕組みを確立しました。都市計画を理解するには、先ず歴史的推移の中で都市と都市計画の関係を知ることが必要です。そして今日の都市や市街地の現況を学び、そこから単体の建築物の計画やそれら集団としての街づくりを進めるにあたっての課題を抽出し、その課題を解決するために都市計画上の方法の活用について知っておくことが必要です。
この授業では、近代都市計画から現在の都市計画を踏まえて個別の建築物がどのように計画され、建設されているか都市計画上の方法(都市計画マスタープラン、用途・形態規制、市街地開発事業など)を中心に講義します。
受験生へのメッセージ
その他、建築を学びたい学生向けに「住居計画」を講義します。住宅は人々のあらゆる生活行為の拠点であり、最も身近で基礎的な建物です。そして地域や時代および居住者の住思潮や生活文化を形成します。住居の歴史、住宅の計画、住宅の設計、集合住宅や住宅政策、まちなか居住に興味ある方は、私の授業を受けに来てください。