Darius C. Greenidge

グレニジ ダリウス

国際地域共生学コース

英米文学・科学と技術・芸術

静岡大学教員DB

研究紹介

鉱物の世界にも、人間と同じく、双子がいますよ!圧力と熱による構造変化が「ツインズ」を生み出す!ハート♡の形の水晶ですが、こちらは研究用の「日本式双晶」です。珍しい形ですが、よく探せば、世界中、特殊な場所で見つけることができますが、実は、一番多く採掘されたのは日本。従って、名前の通り、 Japan law twin。

研究に使われる高い品質のブルートパーズ:現在も、魅力的な色の細かい原因が未解決!電子ビームによって照射され、のちに熱を加えれば、色が現れる!

専門の研究は地質学ですが、複数の方向に力を入れています。その内の中心研究は鉱物学で具体的に言えば、ケイ素鉱物(元素レベルのシリカと酸素が基礎構造:SiO2)、そういった鉱物の中に欠陥や不純物(鉄やクロームなど)がいて、それによる色の変化の研究です。何万年も地中で眠っている鉱物は、近辺の能放射性物質にも影響され(ウランなど)、構造内の電子はそういったエネルギーによって、通常の位置から吹っ飛ばされ、それによって光の吸収率が変化し(可視光の中のある波長が飲み込まれ、あるのが通過され)、不純物なしでも色が変化します。それは専門用語で言えば、「色中心」という現象について追跡、解明していきます。特にトパーズという宝石が私の「好物」でございます。トパーズと石英との研究の「連携プレー」によって、様々な謎を解かしていきます。これは鉱物のみならず、電化製品のガラス製品や人工鉱物にも繋がる研究です。吸収スペクトルだけではなく、様々な測定器を利用し(電子スピン・原子核共鳴/X線解析など)、様々な鉱物の研究を進めています。大手ガラス企業で活躍させた、ナノの世界の表面測定開発も、電気製品向けの鉱物利用にも研究を伸ばしています。もう一つの研究方向は、環境保全・防災・食料問題に向ける様々なテーマを攻めています。指導する学生が世界クラスの研究者・学者と繋いで、才能とアイディアを発揮させ、興味深い論文が生み出せますように、発表できるようにサポートしています。こういった学生の活動もどんどん世界の注目を得ています。日本人学生、外国人留学生、アジアブリッジプログラム大学院生も、みんな一緒に日本の一流科学分野・職人・学者の最先端の人達と触れ合って、夢を追っかけてゆきます!

2022年7月26日、静岡大学浜松と静岡キャンパスにて、JAXA/NASAと手を組む、世界最先端宇宙探査開発の荒井朋子博士(千葉工業大学・惑星探査研究センター)が、太陽系の誕生と隕石について、特別講演会を静大生に!

2020年1月16日にて、震災被害者数を減らすためのABP論文作成中、人文静大生の池田友希さんが名地震学者の尾池和夫先生をインタービュー(現在静岡県立大学長)

授業紹介

Reading and Discussion Ⅰ

学部の教育で重点目標のひとつである国際コミュニケーション力を養成する2年次の必修科目です。日常的な話題について英語の文章を理解し、それについて自分で考え、意見を述べる能力を身につけます。予習課題として、500語から1500語程度の文章を読み、そこでの議論に関する自分の考えを書き留めおくことが授業でのディスカッションのための準備となります。この準備を行ってディスカッションの場に臨むことが段階を踏んだ練習となり、受講者は、比較的単純な話題について、即興的に自分から話を始めたり、他人の話に応じたりすることができるようになります。的確な質問を投げかけ、的確な答えで応じ、他人の意見に賛成、あるいは反対の意見を述べ、なぜ自分がそのように考えるのか理由も述べることができるようになるでしょう。テーマは履修する学生の専門に合わせて(文学も科学も)、様々な範囲を取り上げます。

受験生へのメッセージ

今の世の中はかなり複雑で、益々複雑になって行きそうです。しかし、「国際意識」を持って頂いて、冷静に世の中の出来事、歴史、経済、社会を見つめて、様々な方向へとアンテナを張って、積極的に理解して行こうとすれば、我々も、実に素晴らしい世界を実現させる力が持てます!是非、今までの学力を緩めずに、新たな挑戦へと向かって行きましょう!全力を尽くしましょう!助太刀します!

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