ふじのくに留学応援奨学金は、公益社団法人ふじのくに地域・大学コンソーシアムが実施するもので、コンソーシアムの会員校に在籍する日本人学生等を対象に、実践的な学びを目的とした海外留学を支援する給付型奨学金です。将来、静岡県での活躍を目指す学生を対象としています。渡航地域により550,000円~700,000円の給付型奨学金が支給されます。
本年度は支援予定数が5名程度と限られる中、本学部から3名が採用されました。
採用された学生に、留学への意気込みや受験生・後輩へのメッセージを語っていただきました。
〇田辺吾郎さん(留学先:フランス・ロレーヌ大学)
グロ共の田辺吾郎(たなべごろう)です!
今年夏より半年間、フランス・ロレーヌ大学へ留学します。
大学では社会科学とフランス語を中心に学び、現地活動ではライブハウスや都市再生空間に足を踏み入れ、文献やメディアでは得れられない体験をたくさんしていきたいと考えています!
また、静岡の企業のみなさん、ご支援いただき大変ありがとうございます!
このフランス留学を単なる自己成長にとどめず、静岡全体へ還元させることをお約束します!
ここで、留学を考えている後輩や受験生のみんなへ。
一度決断してしまえば後は進んでいくだけです。周りに目を向ければ自分の挑戦を支えてくれる人がきっとたくさんいるはずです。なので大丈夫、何とかなります!笑
人生で一度の大学生活、一緒に楽しみましょう!!

〇國吉佑輔さん(留学先:スロバキア・コメニウス大学)
2026年9月から半年間、交換留学でスロバキアのコメニウス大学に行きます。留学では大学での学修活動と二団体での実践活動の二軸で学びを得てきます。学修活動では、社会経済学部に所属し、応用経済学や政治学、文化人類学を学びます。二団体での実践活動としては、移民支援団体「Mareena」とフードマーケット主催団体「AST」で、ワークショップの主催やフードマーケットでの出店を行います。これらの活動を通して、静岡県が今以上にインターカルチュラルの概念を取り込んでいき、静岡発展の一翼を担いたいです。「静岡の『この分野』に貢献したい!」という想いがある人は特に、本奨学金に挑戦し、留学にも挑戦してみてください!

〇今川こころさん(留学先:カナダ・アルバータ大学)
2026年9月1日から約1年ほど、カナダのアルバータ大学に留学します。留学先のアルバータ大学では、政治学・社会学・教育学を中心に履修し、多文化主義政策や移民政策、多文化・反人種差別教育、教育人類学について学ぶ予定です。特に、多様な文化的背景を持つ子どもたちが安心して学べる教育制度や、移民児童が直面する言語・文化的障壁への支援の在り方を探究したいと考えています。また、学内ではマイノリティ支援を行う学生団体や黒人コミュニティに参加し、多様な背景を持つ学生との交流を深めます。さらに、現地の移民支援団体で放課後学習支援や生活支援にも携わり、実践を通して日本で活用できる支援の仕組みを考察していきます。
留学を目前に控えた今は、大きな期待と同時に不安も感じています。しかし、その不安は「この1年間を自分の人生にとって価値ある時間にしたい」という思いの表れでもあります。海外での生活や英語でのコミュニケーションには前向きに挑戦し、多様な価値観を持つ人々との出会いを大切にしたいと考えています。授業で知識を学ぶだけでなく、地域活動やボランティアにも積極的に参加し、自ら行動しながら学びを深めていきます。この留学を、日本の外国人児童支援や多文化共生社会の実現につながる第一歩となるよう、何事にも挑戦する姿勢を忘れず過ごしたいです。
このたび奨学金という形でご支援下さる企業の皆様には、このような貴重な奨学金をご支援いただき、心より感謝申し上げます。皆様のご支援のおかげで、経済的な不安を大きく軽減し、学びと実践に集中できる環境を得ることができました。私の留学の目的は、日本に住む外国にルーツを持つ子どもたちが安心して学べる教育環境づくりのヒントを、カナダの多文化共生社会から学ぶことです。留学で得た知識や経験は、静岡県をはじめとする地域社会や教育現場へ還元し、多文化共生を支える制度や仕組みづくりに生かしていきたいと考えています。皆様からいただいたご支援を、将来の社会貢献という形でお返しできるよう努力してまいります。
後輩・受験生へのメッセージとして、経済的な理由で留学を諦めようとしている人には、「まず挑戦してみてほしい」と伝えたいです。私自身も当初は自己資金と家族の支援で留学する予定でしたが、複数の奨学金に応募し、ご縁をいただいたことで安心して留学に挑戦できるようになりました。資金集めのためにアルバイトや節約を続ける中で、「なぜ留学したいのか」「将来どのように社会へ還元したいのか」という目的が明確になったことは、大きな財産です。留学は語学力だけでなく、自分自身と向き合い、将来を考える貴重な機会です。明確な目標を持って挑戦すれば、その経験は必ず自分の力になると思います。

