10月9日(木)のクラスアワーで、海外研修プログラムIIの成果発表会が行われました。
海外研修プログラムIIは今年度から開講した学部専門科目です。海外研修プログラムIが主に語学研修を行うのに対し、海外研修プログラムIIの研修は専門的な内容になります。専門的な研修は、例えば交換留学への参加や、研究室交流、海外フィールドワーク、あるいは海外でのインターンシップなどが挙げられます。
今回、夏季長期休暇中に2つの研修(研究室交流・海外フィールドワーク)が実施されました。
研究室交流型研修では、本学部の崔先生と研究交流を行っているアメリカ・カリフォルニアの2大学を訪問し研究者や現地学生と交流したり、カリフォルニアの自然公園や文化施設、研究に関連する企業を訪問したりしました。
研修に参加した学生が研修の様子と研修での学びを英語で発表すると、会場からは現地と日本の文化施設との違いや、研修での学びをどのように今後の学修や研究に活かせそうかなどの質問がありました。

海外フィールドワーク型研修では、本学部の池田先生が深いつながりを持つバングラデシュ・ダッカを訪問しました。現地NPOシャプラニールの協力の下、家事使用人少女の権利保護・環境改善事業の現場や現地学校、日本語学校、JICA事務所、国際協力事業の現場などを訪問しました。
グループでの発表では6名の参加学生が分担して、訪問先ごとに事業やその背景について英語で説明を行い、研修で学んだことや現地で感じたことを発表しました。発表を聞いた学生からは、研修の内容に関する質問に加えバングラデシュの社会課題の背景に関する質問もあり、会場の参加者が改めてその課題について考える機会となりました。

成果発表では研修のハイライト部分のみ取り上げる形になりましたが、実際の研修ではさらに深い洞察があり、参加者同士でも議論を重ねてきたことを感じさせる発表でした。海外の研究者との交流や、その地域の社会課題にじかに触れた経験が、今後の学修に活かされることを期待します。