共創系学部合同カリキュラムセミナーを開催

 静岡大学グローバル共創科学部では、高等教育における文理融合型カリキュラムに興味・関心のある方を対象にして、10月11日(金)に共創系学部合同カリキュラムセミナーを開催しました。

 現代社会の複雑な課題を解決するためには、新しい学びや知識の体系が必要とされています。その要請に応えようと、近年、日本全国で共創系学部の設立が相次いでいます。新潟大学創生学部(2017年)、九州大学共創学部(2018年)はその代表格であり、静岡大学においても2023年4月にグローバル共創科学部が新設されました。各大学が特徴ある文理横断・文理融合型カリキュラムの実践を進めるなか、見えてきた課題を整理し改善を図るには、各大学が相互に学び、全学に位置付けた議論が有効です。
 そこで、文理横断・文理融合型による課題解決型カリキュラムの特徴と課題を関係者で共有し、その改善策と将来的な全学カリキュラム改革への見通しを本セミナーにて議論いたしました。

 セミナーでは、話題提供として、中村隆志新潟大学創生学部長による「全学および学内他部局との連携」、荒谷邦雄九州大学共創学部長による「海外留学・国際化の展開」、静岡大学の池田恵子グローバル共創科学部長による「「共創型人材の育成」1年目の課題と成果」の講演を行い、その後、高等教育カリキュラム論の専門家である杉谷祐美子青山学院大学教育人間科学部教授をコーディネーターとして、パネルディスカッションを実施しました。パネルディスカッションでは、会場及びオンラインの参加者(72名)から今後の全国の共創系学部の連携強化に資する多くの質問をいただき、文理横断・文理融合型による課題解決型カリキュラムの特徴と課題を共有・議論いたしました。

▲ セミナーの様子:(左から)杉谷教授、中村学部長、荒谷学部長、池田学部長

 共創系学部合同カリキュラムセミナーは、今回初めての開催となりましたが、今後継続的に実施することを検討し、全国の共創系学部の連携が強まることを期待しています。

    

<当日の動画はこちら>

■共創系学部合同カリキュラムセミナー ~文理融合型カリキュラムの特徴と課題整理~ (前編)

   

■共創系学部合同カリキュラムセミナー ~文理融合型カリキュラムの特徴と課題整理~ (後編)

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