普通の植物からどのように食虫植物へ進化したか？
私の研究テーマはこんな感じです
当研究室では、大量遺伝子情報を活用し、情報解析によって生物の進化系統や多様化メカニズムを明らかにする方法を開発しています。現在取り組んでいる研究の中に「収斂進化」の研究があります。収斂進化とは、ある環境に適応する過程で、系統的に異なる生物が似た形質を獲得する進化のことです。我々は食虫植物が一般的な植物からどのように進化したかについて興味を持ち、独立に食虫植物となった生物がどのようなタンパク質を収斂的に進化させたか、調査しました。その結果、食虫に関わる機能（捕虫葉の形成、獲物の誘引、刺激応答、栄養分の吸収）を持つ多くの収斂タンパク質を発見しました。これらが食虫植物化の原動力だったと考えられます。
こんなこと知りたい、話し合いたい、教えてほしい！
検出されたの収斂タンパク質のいくつかはモデル植物の相同タンパク質から機能を推測しましたが、実験では確かめられていません。私たちは実験でそれらのタンパク質の機能を解析できる方と共同研究したいと考えています。
私、こんなことできます。このことなら私に聞いて～
遺伝子やタンパク質の進化解析、種の系統解析、ゲノム情報解析などができます。
“普通の植物からどのように食虫植物へ進化したか？” に対して7件のコメントがあります。
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食虫植物はナゾが多そう。
食虫植物は見てて楽しい。
食虫植物へと進化したものと進化しなかったものはどんな違いがあるのか。
わたしも気になりました。
ふじのくに地球環境史ミュージアムで見た。（昨年）
これは植物間で比較しているのでしょうか？「動き」や「消化・吸収」機構で，動物や原生生物などとの共通性なども見つかるのでしょうか？
食虫植物は他の植物とは違うので面白いです。