日本人大学生の大学生活と留学
私の研究テーマはこんな感じです
留学体験談では、すてきなエピソードが多く語られます。が、100%大成功という留学はそう多くはないでしょう。私の研究では、短期・長期の留学体験だけを取り上げるのではなく、留学を入学から就職までの大学生活の一連の学修の中でとらえ、留学にあたっての困難や葛藤と、そこで必要と感じたサポートや克服方法について研究したいと思っています。失敗談や後悔している点、できなかったことを深く掘り下げることにより、より包括的に留学の意義を捉えることができます。またデータとして示すことで関係者や関心を持つ人と状況を共有することもできます。このようにして留学を考える学生のサポート体制の充実を図りたいと考えています。
こんなこと知りたい、話し合いたい、教えてほしい!
心理的変容の過程やネガティブ感情を統計的に分析するには、どんな分析を使って何をしたらよいのでしょうか。 学生サポートに関する客観的な評価基準や指標は、なにかありますか。
私、こんなことできます。このことなら私に聞いて~
日本語の校正は少し自信があります。 直接法(媒介語を使わないで日本語だけ)で日本語を教えられます。 学習管理システム(LMS: Learning Management System)を学ぶ側でも教える側でも国内外で複数使ったことがあります。
“日本人大学生の大学生活と留学” に対して4件のコメントがあります。
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留学にありがちな失敗経験にはどのようなものがあり、後になってどう振り返られるのでしょうか?短期的にはネガティブな経験であっても、長期的には所謂「いい思い出」へと意味づけがポジティブに変容することもありそうです。そう考えると、留学時の失敗は可能な限り防ぐべきなのか、それともそれも含めて留学の良さとなりえるのかが気になります。こうした長期的な変容を追うには質的研究が合っているかもしれません(統計的分析の提案ではなく恐縮です)。
貴重なコメントをどうもありがとうございました。長期的な変容を見る部分ではご指摘通りで、現段階では学生の協力が得られる限りの質的研究を進めることを計画しております。この質的研究と並行して、「留学生」全体の傾向をみたいなとも考えており、今回のような質問となりました。個人的には、失敗も含めて留学のよさとなると思っています。ネガティブ感情もその後の捉え方次第で「いい思い出」となる、その過程も質的研究から浮き彫りにできればと思います。
短期留学と長期留学とでは,経験や意識(自分だけでなく,受け入れ先の周りの人達)が大きく違うので,データを集めてそれぞれの利点を活かしたり補い合ったりできると良いですね。本当は長期で行って,現地の生活に馴染むのが大事だと思いますが,短期の人でもそれを少しでも事前学習とかで擬似体験できる様になると良いなと思います。留学して1ヶ月(?3ヶ月だったかな?)で初めて「英語で話す夢(「英語で苦しむ夢」)」を見て,周りの日本人に聞いたら,皆同じようなタイミングで同じ様な経験をしていたのが面白かったです。最初は電話を受けるのが怖くて,共通の電話がなると,留学生はススッと電話から離れていったり。。。 でも最後はカスタマーサービスと電話でやり合うこともできる様になりました。
貴重なコメント、そして素敵なエピソードを共有していただきありがとございました。確かに、短期と長期では大きく異なりますので、それぞれの利点をうまくいかせるような取り組み、ヒントをありがとうございました。夢が英語になるタイミングがある程度共通していることもとても興味深いですね。電話に応答したり、カスタマーサービスに電話をかけたりするような、何か必要に迫られて(到達目標がはっきりしている中で)話すという練習は達成感もありますし、実践的で非常に有効です(ので今後、課題の一つとして使わせていただきます)。ありがとうございました。