学校所在資料と学校博物館

私の研究テーマはこんな感じです
学校に多様な資料が所在するのをご存知でしょうか。小学校や中学校、高校等の皆さんの学び舎で、土器・石器片、理科模型標本、絵画や工芸品、昔の写真や記念誌等を、授業で使ったり、校内で見たりした記憶はありませんか。これらは貴重な「お宝」であると近年明らかにされ、これらを展示・保管する学校内施設、いわば「学校博物館」も全国で多数存在するとわかってきています。しかし、こうした資料や施設はその価値に気づかれぬまま、学校統廃合や制度的問題等の多様な要因で、いま散逸・亡失の危機にあります。資料をどう記録・把握し、どう保存・活用できるかの検討が必要です。この埋もれた文化資源の活用・経営が私の研究テーマです。
こんなこと知りたい、話し合いたい、教えてほしい!
静岡県内(全国でも)の学校で、こんな資料をみた、気になっている等の情報を知りたいです。また資料の保存・活用等の好事例やどうすれば良いかを話し合いたいです。いま資料や施設の3D記録化や経営論的検討を進めているので、議論や共働できれば幸いです。
これが私の得意技です! このことなら私に聞いて~
私は、文化資源学・博物館学の専門です。国内外の博物館で勤務してきた経験があり、主に歴史・考古資料などの学術研究やDX関連技術、それらの経営論的運用の視点、文化遺産国際協力などを相談いただけます。
“学校所在資料と学校博物館” に対して2件のコメントがあります。
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学校の保存資料の中から実際にどんなお宝が見つかったのか気になります。また国外の博物館にもご勤務経験があるとのことですが,海外にも同じように学校博物館があるのでしょうか?
学校には、かつての教科書や副教材などの教育関連資料はもとより、学校日誌や学籍簿などの学校事務関連資料、ほかにも地域・郷土学習等で収集・利用された民具や歴史資料、それに古写真、地図・絵図、土器や瓦等の考古資料、陶磁器や絵画などの美術品、あるいは岩石や動植物標本、化石、模型、ジオラマ、はたまた生きている動物や植物等の生物など、非常に多岐にわたります。中には文化財指定された品もあったり、学校がかつて地域コミュニティの中心だった故に地域の公文書等の地域の記憶にかかわる資料類も保管されたりしています。海外では、少なくともメキシコ、チリ、アルゼンチン、イタリア、スペインで私は確認しています。