子どもの体力と運動遊びに関する研究

私の研究テーマはこんな感じです
子どもの体力・運動能力低下が問題視されており、その要因として「基本的動作の未習得」があげられています。基本動作の習得には「動きの多様化」と「動きの洗練化」の二つの方向性があり、それらを刺激する手段・環境について研究しています。現在の具体なテーマとしては、子どもの走る・跳ぶ・投げる等の基本的動作を含む体力についての現状分析と課題整理、またそれらと運動遊びの関係を明らかにすることです。
こんなこと知りたい、話し合いたい、教えてほしい!
子どもの動きを評価する方法について、いろいろな方からご意見をいただきたいです。
私、こんなことできます。このことなら私に聞いて~
伝承遊びなどを学生と紹介しながら、子どもを対象とした一般的な走跳投な等の測定と分析はできます。
“子どもの体力と運動遊びに関する研究” に対して4件のコメントがあります。
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子供の「基本動作の習得」が低くなている様ですが,それは遊び場の問題なのか(多様なところで色々な遊びを自分たちで工夫して行う?),遊びの種類・質が変わってきているのか,遊ぶ時間などの制限が多くなっているのか,何が一番の原因なのでしょうか? 走る,投げるなどは小さい子供は自然に行っているように思うのですが。いつ頃までの経験が大事なのでしょうか?
コメントありがとうございます。
様々な要因が関連しあっているとは思います。よくいうサンマ(三間:時間・仲間・空間)についての環境の担保ができないからと思います。中でも運動や遊びに関わり時間がないことは、基本動作をトライ・エラー・トライ…のスパイラルを生み出すことができなくするので、動きを自分のものとして落とし込むことも、運動を愉しむことにも行きつかないことになるかと思います。
走る・投げる(・跳ぶ)は基本動作ではありますが、そのかなでも投げるは複雑な動きの連動を求めるので、習熟するのは知るよりもだいぶ後になりますね。
基本動作の習得ついて、男の子と女の子の違いに関する研究はありますか。災害時の死亡率に男女児で違いがある事例が多く、それが何の要因によるのか気になっています。
ありがとうございます。
幼児期における運動能力の性差については、様々なアプローチがされています。多くの研究はやや男子が高めとの報告が多い印象があります。ただ、私も県内で調査をさせてもらう中でのデータからは、はっきりと性差はみられなかったです。性の影響よりは、普段の生活の環境要因に依存する部分が大きいです。ある研究ではマクロに捉えて、睡眠時間、家族の就労時間、遊び施設の有無、地域の治安、日照時間…と関連をみる研究もあります。