天の川銀河を満たす数千万Kの超高温ガス(プラズマ)の正体を解き明かしたい!

私の研究テーマはこんな感じです
天の川を人工衛星を使いX線で見るとぼんやりと光っており、そのスペクトルには25階電離した鉄イオンからの輝線が見えます。これは、天の川銀河に何らかの形で数千万Kの超高温ガス(プラズマ)が存在する直接証拠です。この超高温ガスの正体は約50年前に発見されて以来謎です。暗いX線天体(白色矮星連星)の重ね合わせとする説が世界的には主流ですが、それ程単純でなく、重力で束縛されない超高温の星間ガスを含む様々な成分が必要な事を、我々は自身が開発・運用に関わる衛星で明らかにしてきました。この超高温ガスの正体・起源を解明し、天の川銀河の高エネルギー活動性・物質循環を統一的に理解する事を目指しています。
こんなこと知りたい、話し合いたい、教えてほしい!
天体に束縛されたプラズマと銀河を漂う星間プラズマを明確に分離し、それぞれの物理量を測定できるアイデアを思案中です。地上実験や理論でプラズマやその分光を研究されている方や新しい放射線検出器を開発されている方と、お知り合いになりたいです。
私、こんなことできます。このことなら私に聞いて~
いわゆる天文学者なので、(遠方の)宇宙に少し詳しいです。また、JAXAの衛星プロジェクト(「すざく」、「ひとみ」、XRISM)に参加しているので、衛星の事も少し知っています(つくばでの試験や、内之浦での運用にも参加した事があります)。
“天の川銀河を満たす数千万Kの超高温ガス(プラズマ)の正体を解き明かしたい!” に対して3件のコメントがあります。
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「重力で束縛されない超高温の星間ガス」というのは,重力が届かないところを彷徨っているガス,ということでしょうか?それが高温の状態を保つ(?)というのは,ガス自体が何か高温を発する反応をしているのでしょうか? 不思議ですね。
XRISMの打ち上げ成功おめでとうございます。
既にご存知かもしれませんが、浜松ホトニクスはどうでしょうか。短波長帯の検出に貢献できるかもしれません。